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グループ・野原

演劇を肥やす、耕す。

ジル・クレマンというフランスの庭師がいる。

彼は道端で出会った、野生という名の思いがけない庭に感動する。

ある手がかり、たとえば特徴的な花や鮮やかな色彩のために、周りの風景とは違ったものになっている。

こうした庭を、犬や蠅みたいに違った角度から眺めてみることで日常との《ずれ》を調べていく。

演劇の上演もそのように野生を生かすことは出来ないだろうか。

戯曲が生まれたときに必要とされた空気感としか言えないようなもの、生活背景、価値観が、現代に接合するとき、観客また俳優の中に何が強く残るのか。

そしてどのような育ち方をしていくのか。

私たちはつぶさに追いかけることで、観客と新しい時間を探る。​

グループ・野原​​

​串尾一輝

蜂​巣もも

渡邊織音

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